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大塚で怪談朗読劇『夏中夜話 第漆夜~幽かな蝋燭の盃~』
2023 / 08 / 15 ( Tue ) 声優の夏樹リオさん、中川亜紀子さんのお二人で怪談朗読劇をやってて、去年は有観客公演というご案内いただいてたんですがあいにく広島国際アニメイベントの最中だったもので配信で拝見しました。今年は公演を見に大塚へ。
駅からすぐ。 ほぼ満席。 サブタイは三つの演目からきてて、小酒井不木「死体蝋燭」小野佐世男「幽霊」小酒井不木「血の盃」また渋いところから持ってくるなあ、脚色は夏樹さん中川さん。 「死体蝋燭」 最後まで聞くと当時の作らしい作りでほっとはするものの、夜のお寺で年老いた尼僧が小坊主に語る話のおぞましさ。アニメではあまり聞いたことのない夏樹さんの深く低い声がたっぷり怖がらせに来ます。 次の演目からゲストに三輪拓也さんを迎えて、「幽霊」 著者の体験談ということで今で言う怪談実話ですが昭和28年なので怪異がおわったあとの因果を語るパートが長いというか丁寧。なくてもいいかというと、聞きながらその屋内の隅にある井戸、そこがそんな恐ろしいことがあったところだったのかと注視していくところが、今では出しにくいあじわい。 「血の盃」 田舎の若い娘を弄んだ金持ちの息子が報いを受けるというそこだけ取ると典型的な話なんですが、そのクズ男が中川さん演じるそれは清楚な妻を迎えての結婚式、三々九度の盃に上から赤いものが。え、と見上げると次々に滴る血で白無垢の花嫁衣装に時ならぬ紅葉が。というあたり、まるで『キャリー』ではないですか。下手に映像でやるのでなく語りだけで素晴らしく印象的な場面にしてしまうのは原作もさることながら演ずる三人と照明、効果などのスタッフさんたちの実力のなせるところ。 演目の間にはさまれるグダグダトークも含め(いやそう言う緩和があってこそ演目の怖さがよりいっそう、てことですが)たいへん楽しませていただきました。次回も楽しみ。 そだ、このときは先に食べてから来てしまったんですがこの店は食べ物、特にカレー美味しいのだそうで。次回はそれも楽しみたいところ。 PR |
新宿梁山泊公演「テント版 少女都市からの呼び声」
2023 / 06 / 26 ( Mon ) 以前からたまに設置されてるのは見かけていた新宿花園神社の演劇テント。
いつかは見てみねばと思ってたのをやっと観劇できました。 唐十郎の代表作のひとつ「少女都市からの呼び声」なにげに唐十郎作品も初めて。 風間杜夫、松田洋治と映画テレビでおなじみの人も出てて主演は六平直政。 今回始めて知ったんですが、六平さん状況劇場の出身だったんですね。40年前の初演のときに合わせたのかテレビなどでよく知ってるスキンヘッドでなくかつらを付けての出演で、その外見だけでなく今までいかにこの人を知らなかったのかと思うくらい様々な面を見せてくれました。かなり繊細な演技されるんだ。ときにはほぼささやくような声で。他の役者さんに比べて六平さんと風間さんはそんなに声を張らない、舞台ではなく普通に話してるのかと思うくらいの声量に思えて、いくらそんなに広くないテントで自分は桟敷のかなり前の方の席だから聞こえるとはいえ後ろの方大丈夫なのかな、と一瞬思ったんですが、かなり前に当時まだ若手から中堅の声優さんたちの舞台観たとき客演の大ベテランの方がやはり声張らないのにほぼ最後方の自分にはっきり聞こえてたこと思い出して。「ベテランはああいう技を使うんですよ」あれだな。松田洋治さんが「わが名はアシタカ」で場内笑いに包まれるのは強いなあ。 初めての唐十郎は、こんなのどこから思いつくんだというめくるめくあちらの世界。ほんとにアングラ演劇見始めてまだそんな経ってないとこから言うのなんなんですが、当時の寺山修司とかとの影響関係どんなだったんだろな、そしてそのあとの高取英以後では多分これはあまり出てきてないんだろなと思うのが登場人物たちに満州からの引き上げ組がいること。だからって重くしてるわけでもないですが、何かしら戦争体験をバネにしてる基盤があるというのは違いが出るんだろなあ。 この公演を知ったきっかけは何度か観劇してる廻天百眼の紅日毬子さんが出てるからで、今回は可愛い組。いろんな衣装着て頭にもなにか被るところもあり一見するとわからないはずなのに動きだけでもわかるもんですね。一箇所だけナイフとフォーク持って出てきてシャキーン!とするところではこの後どんな血祭りがと思ってしまいましたがそう言う展開ではありませんでした。 ともかくも楽しい舞台でありました。公演は本日まで。 |
代官山で緒方恵美さん主催私塾の朗読劇
2023 / 04 / 30 ( Sun ) 代官山って数年に一度行けばいいくらいの場所と思ってたのに今月二回目。 今回は緒方恵美さんが2019年に立ち上げた声優養成私塾のこれが最後の卒業公演となる朗読劇。 ホントは一年だけのつもりが、というのはこちらをご覧ください。 https://breathearts.jp/tba/sasayakipanf2023.pdf 会場はなかなかいいライブハウス。 上記のパンフにもあるように、5つの演目を15人で。合間に緒方さんの歌が入るという構成。プロダクションの垣根がないとはいえずいぶん若い人がいるなあと思ったら13歳までいて(しかも二人も)あとでびっくり。たしかに技術的にはまだまだなんでしょうが、どこに向かってどういうつもりで演技するのかと言うような重要なことは教わってるんだなあと思えました。このなかの何人かでもそのうちにアフレコ現場で会えるようになるといいなあ。 |
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