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2024 / 11 / 21 ( Thu )
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18:14:17 | | page top↑
大塚で怪談朗読劇『夏中夜話 第漆夜~幽かな蝋燭の盃~』
2023 / 08 / 15 ( Tue )
声優の夏樹リオさん、中川亜紀子さんのお二人で怪談朗読劇をやってて、去年は有観客公演というご案内いただいてたんですがあいにく広島国際アニメイベントの最中だったもので配信で拝見しました。今年は公演を見に大塚へ。

駅からすぐ。

ほぼ満席。
サブタイは三つの演目からきてて、小酒井不木「死体蝋燭」小野佐世男「幽霊」小酒井不木「血の盃」また渋いところから持ってくるなあ、脚色は夏樹さん中川さん。
「死体蝋燭」
最後まで聞くと当時の作らしい作りでほっとはするものの、夜のお寺で年老いた尼僧が小坊主に語る話のおぞましさ。アニメではあまり聞いたことのない夏樹さんの深く低い声がたっぷり怖がらせに来ます。
次の演目からゲストに三輪拓也さんを迎えて、「幽霊」
著者の体験談ということで今で言う怪談実話ですが昭和28年なので怪異がおわったあとの因果を語るパートが長いというか丁寧。なくてもいいかというと、聞きながらその屋内の隅にある井戸、そこがそんな恐ろしいことがあったところだったのかと注視していくところが、今では出しにくいあじわい。
「血の盃」
田舎の若い娘を弄んだ金持ちの息子が報いを受けるというそこだけ取ると典型的な話なんですが、そのクズ男が中川さん演じるそれは清楚な妻を迎えての結婚式、三々九度の盃に上から赤いものが。え、と見上げると次々に滴る血で白無垢の花嫁衣装に時ならぬ紅葉が。というあたり、まるで『キャリー』ではないですか。下手に映像でやるのでなく語りだけで素晴らしく印象的な場面にしてしまうのは原作もさることながら演ずる三人と照明、効果などのスタッフさんたちの実力のなせるところ。

演目の間にはさまれるグダグダトークも含め(いやそう言う緩和があってこそ演目の怖さがよりいっそう、てことですが)たいへん楽しませていただきました。次回も楽しみ。
そだ、このときは先に食べてから来てしまったんですがこの店は食べ物、特にカレー美味しいのだそうで。次回はそれも楽しみたいところ。
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03:09:12 | 観劇 | コメント(0) | page top↑
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