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新宿梁山泊公演「テント版 少女都市からの呼び声」
2023 / 06 / 26 ( Mon ) 以前からたまに設置されてるのは見かけていた新宿花園神社の演劇テント。
いつかは見てみねばと思ってたのをやっと観劇できました。 唐十郎の代表作のひとつ「少女都市からの呼び声」なにげに唐十郎作品も初めて。 風間杜夫、松田洋治と映画テレビでおなじみの人も出てて主演は六平直政。 今回始めて知ったんですが、六平さん状況劇場の出身だったんですね。40年前の初演のときに合わせたのかテレビなどでよく知ってるスキンヘッドでなくかつらを付けての出演で、その外見だけでなく今までいかにこの人を知らなかったのかと思うくらい様々な面を見せてくれました。かなり繊細な演技されるんだ。ときにはほぼささやくような声で。他の役者さんに比べて六平さんと風間さんはそんなに声を張らない、舞台ではなく普通に話してるのかと思うくらいの声量に思えて、いくらそんなに広くないテントで自分は桟敷のかなり前の方の席だから聞こえるとはいえ後ろの方大丈夫なのかな、と一瞬思ったんですが、かなり前に当時まだ若手から中堅の声優さんたちの舞台観たとき客演の大ベテランの方がやはり声張らないのにほぼ最後方の自分にはっきり聞こえてたこと思い出して。「ベテランはああいう技を使うんですよ」あれだな。松田洋治さんが「わが名はアシタカ」で場内笑いに包まれるのは強いなあ。 初めての唐十郎は、こんなのどこから思いつくんだというめくるめくあちらの世界。ほんとにアングラ演劇見始めてまだそんな経ってないとこから言うのなんなんですが、当時の寺山修司とかとの影響関係どんなだったんだろな、そしてそのあとの高取英以後では多分これはあまり出てきてないんだろなと思うのが登場人物たちに満州からの引き上げ組がいること。だからって重くしてるわけでもないですが、何かしら戦争体験をバネにしてる基盤があるというのは違いが出るんだろなあ。 この公演を知ったきっかけは何度か観劇してる廻天百眼の紅日毬子さんが出てるからで、今回は可愛い組。いろんな衣装着て頭にもなにか被るところもあり一見するとわからないはずなのに動きだけでもわかるもんですね。一箇所だけナイフとフォーク持って出てきてシャキーン!とするところではこの後どんな血祭りがと思ってしまいましたがそう言う展開ではありませんでした。 ともかくも楽しい舞台でありました。公演は本日まで。 PR |
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